ニゴイ (コイ科)

全長50cm  

千:C 要保護生物

コイに似ているためこの名前がつきました。似
鯉( にごい )といっても、コイとは背びれの形
や顔つき、 ヒゲの本数(1対2本)が違います。
川を好むとされていますが、コイと同じく水の
汚れに強く手賀沼での確認も珍しくありませ
ん。


写真提供:左村 義弘氏


写真提供:長妻 輝夫氏


拡大図  写真提供:長妻 輝夫氏


小型定置網で取れた個体


小型定置網で取れた個体 拡大図


小型定置網で取れた個体 上から見たところ

 ワタカ (コイ科)

全長30cm   国内移入種

国:絶滅危惧IA類(CR)

日本が大陸と陸続 きだったころの生き証人とい
われています。 琵琶湖とその周辺にのみ生息し
ていましたが、アユの放流とともに東日本に広
まったと考えられます。

本來の生息地である琵琶湖では個体数が激減し
ていますが、 利根川水域では逆に増えてきて
います。


写真提供:百瀬 喬氏


拡大図 写真提供:百瀬 喬氏


拡大図  写真提供:長妻 輝夫氏

 ハクレン (コイ科)

全長50cm~  国外移入種

国:その他の総合対策外来種

コクレンと共にレンギョともよばれています。
中国原産の魚で食用として日本に移植されま
した。 水の汚れに強くアオコ ( 植物プラン
クトン )も食べると言われています。
夏( 繁殖時期 )の利根川で大きくジャンプ
する映像がメディアで 紹介されるとがあり
ますが、手賀沼でも見ることができます。

生態系被害防止外来種リストについて

 ハス (コイ科)

全長30㎝    国内移入種

国:絶滅危惧II類(VU)

日本国内の自然分布は、琵琶湖・淀川水系と福
井県の三方五湖に限られていましたが、アユな
どの放流に混じって各地に広がり、 関東地方に
も分布するようになったと言われています。
下顎が発達していて、 コイ科の魚では珍しく魚
食性で、アユやコイ科魚類、 ハゼ類などの小魚
を食べます。


写真提供:長妻 輝夫氏


拡大図

 オオタナゴ (コイ科)(タナゴの仲間たち)

全長10~20㎝   国外移入種

国:特定外来生物  その他の総合対策外来種

中国大陸原産です。 霞ヶ浦などで帰化定着して
いることが確認され、 最近では手賀沼でも見ら
れるようになり 問題になっています。
体形はひらべったく、 体高が高く、胸ビレ近く
に星形の模様があります。繁殖期は4~7月 。
2016年10月1日、特定外来生物に指定
されました。


拡大図

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ボラ (ボラ科)

全長20~40cm

全世界の熱帯 ・温帯の海に広く分布し、日本で
は北海道以南で広く見られます。 河口や内湾の
汽水域に多く生息します。
群れを作り遊泳力に優れ、水面上にジャンプす
る姿を手賀沼でもよく見かけます。
水質汚染に強く、 汚染された所でも生きられる
ことから、 臭くてまずいと一般的には思われて
いる魚の一つですが、 水質の良い場所で取れた
ボラは、食用として親しまれています。
卵巣で作るのが、墨の製法に似ている 「日本
三大珍味」 の一つ唐墨 ( カラスミ ) です。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏

 トウヨシノボリ (クロダハゼ) (ハゼ科)

全長7cm

クロダハゼと呼ばれるようになりました。 眼か
ら口にかけて、赤いスジ模様があります。 ヌマ
チチブとの見分けのポイントは、 ヨシノボリは
頭が小さく尖っていて8頭身あります。 繁殖期
オス同士が出会うと口を大きく開き、 威嚇し合
う姿が見れます。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏


胸鰭に二枚貝の幼生クロキデューム

 ニホンウナギ (ウナギ科)

全長80cm~   

国:絶滅危惧IB類(EN)

昭和20年代までは手賀沼に多く生息していて、
漁の重要な対象でした。 海で生まれた稚魚
(シラスウナギ )は川をのぼって淡水域で成長
し、産卵のため再び海に下ります。 川( 湖沼 )
と海を行き来するため堰 ( せき )などの構造物
が、その生息に悪影響を与えます。 生息数が
激減しているため、平成26年、国の絶滅危惧種
に指定されました。


拡大図

 タウナギ (タウナギ科)

全長20cm  国内移入種 / 国外移入種

もともとは熱帯から亜熱帯域にかけて分布する
淡水魚です。在来種は今日、沖縄に生息する個
体群のみと言われています。中国料理や韓国料
理用に生きたまま輸入されたことから、 これが
広まった原因ではないかと言われています。


写真提供:松本 勝英氏

 ミナミメダカ (メダカ科)

全長3cm前後  

国:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
千:B 重要保護生物

手賀沼の魚の中(成魚で比較)では小型の魚で
す。沼につながる小川や水田にたくさん生息して
いましたが、 水田環境の変化などのために、 昭
和20年代後半から次第に減少しています。
近年メダカは、 キタノメダカ、 ミナミメダカの
2種類に 分類され、手賀沼にいるのは、 ミナミ
メダカになります。
メダカのオスは、背ビレに切れ込みがあり、尻
ビレ が長いのが、メスとの判別ポイントになり
ます。
カダヤシの尾ビレが丸く団扇 ( うちわ ) のよう
な形に対し、メダカは尾ビレ後縁が浅く切れ込
むのが特徴です。


拡大図


左♂、右♀


抱卵している♀
写真提供:百瀬 喬氏

 カダヤシ (カダヤシ科)

全長3~5㎝    国外移入種

国:特定外来生物   重点対策外来種
世界の侵略的外来種100

蚊の幼虫であるボウフラを捕食する目的で戦前
導入され、 昭和40年代以降急速に分布を広げ
ました。 近年カダヤシに駆逐されメダカの減
少が心配されています。 メダカより水質悪化
に強く、カダヤシがメダカの稚魚を捕食するな
ど攻撃性が強いためといわれています。
繁殖形態は卵胎生で、これもメダカより水質悪
化に強い一因になります。
尾ビレの後縁が丸く尻ビレがちょこんとついて
いる印象が特徴になります。


♀   写真提供:河合 典彦氏


特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ドジョウ (ドジョウ科)

全長11~12cm

国:情報不足 (DD)

ヒゲは5対(10本)あります。 エラ呼吸だけ
でなく腸で空気呼吸もできるので、 水中の低酸
素に強い魚です。
小川や水路では今も見られますが、水田などの
浅い水域で産卵するので、干拓後、沼の中の浅
い水域が減少したこと、水田環境の変化など、
手賀沼で減少したおもな理由として考えられま
す。


拡大図


写真提供:百瀬 喬氏


拡大図

 カラドジョウ (ドジョウ科)

体長は10〜20cm   国外移入種

国:その他の総合対策外来種

日本には1960年代に導入されました。ドジョウ
と区別するのが難しいため、ドジョウの放流に
混じって各地に広がっている危険性があります。
在来種のドジョウと同所的な環境に生息し、競
争することで駆逐することが考えられています。
判別のポイントとしては、体色がドジョウでは
暗色が強いのに対して、カラドジョウでは全体
的に色調が明るいことや、カラドジョウのほう
がヒゲが長い傾向があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 カムルチー (タイワンドジョウ科)

全長30~80cm   国外移入種

国:その他の総合対策外来種

大型の肉食魚で他の魚やカエルも食べます。 魚
ですがエラ呼吸のほか空気呼吸もします。 昭和
30年代には数多く生息していたようですが、
近年は減少しています。かまれた際に 「 雷に
打たれた 」 ように痛いことから 「 ライギョ 」
とも呼ばれています。

※要注意外来生物リストは平成27年3月26日をもって
発展的に解消されます。


環境省の要注意外来生物リスト解消に伴う、
カムルチーに関する記述はこちらから


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:半沢裕子氏


カムルチーの顔


カムルチーの顔


カムルチー 正面から見たところ

 チャネルキャットフィッシュ (アメリカナマズ科)

全長50cm~    国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

アメリカナマズとも呼ばれています。 昭和56
年、食用として霞ヶ浦に導入されたものが、網
から逃げ出し定着したといわれています。
その後利根川水域を中心に分布を拡大し、手賀
沼でも個体数が増えてきています。 食欲旺盛
で何でも食べるため、生態系への悪影響が心配
されています。


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:左村 義弘氏


写真提供:長妻 輝夫氏

特定外来生物   
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 コウライギギ (ギギ科)

全長20cm    国外移入種

国:特定外来生物

中国、韓国から食用として生きたまま輸入され
たものが、平成23年頃から 霞ヶ浦を中心に
広がったと考えられています。
平成27年に手賀沼でも初確認されました。
チャネルキャットフィッシュと同様、生態系
への影響が心配されています。
2016年10月1日、 特定外来生物に指定
されました。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:古川 政治氏


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

 オオクチバス (サンフィッシュ科)

全長30~50cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種
世界の侵略的外来種100

ブラックバスとも呼ばれています。 魚類や甲殻
(こうかく ) 類を主な餌にします。
大正時代に北アメリカから持ち込まれ全国各地
に広がりましたが、 手賀沼に姿を見せ始めたの
は昭和40年代後半からです。
現在、 生息数は多くありませんが、増加しない
ように注意が必要です。


写真提供:環境省


1歳魚


孵化後1ヶ月


孵化直後の稚魚
写真提供:泉 北斗氏


オオクチバスの卵 直径1.5㎜前後


小魚をくわえたオオクチバス


稚魚の見分け方

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ブルーギル (サンフィッシュ科)

全長25cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

手賀沼に姿を見せ始めたのは昭和50年代後半
です。 えら蓋 ( ぶた) の後方に青い班( はん)
がありこれが名前の由来です。 甲殻類や魚類を
食べるオオクチバスと違い、 小動物のほか水生
植物も食べる雑植性に加え、 水生生物の卵を好
んで食べることから、「 エッグイーター 」 の
異名で呼ばれています。
各地で在来生物への被害が報告されています。
繁殖期は5月後半から9月までと長く、
コロ二ー ( 群れ ) を作り産卵します。


写真提供:亀成川を愛する会


孵化後1ヶ月の稚魚


孵化直後の稚魚

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ウシガエル (アカガエル科)

体長10~18cm    国外移入種

国:特定外来生物   重点対策外来種
世界の侵略的外来種100

アカガエル科

鳴き声が牛に似ているのが名前の由来です 。
元々食用として大正時代にアメリカ から持ち
込まれものが 日本中に繁殖しました。
オタマジャクシは越年し、全長が10cmを超
えることもあります。
成体は大型かつ貪欲で、 環境の変化に強く、
在来種に対する食害が各地で報告されていま
す。


写真提供:百瀬 喬氏


幼体

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて