4月14日(日) ミニ観察会

2019年4月14日(日)
手賀沼流域での親子外遊びの会、「手賀沼まん
だら」にご協力して、ミニ観察会を実施しまし
た。

日時/2019年4月14日(日) 11:45~13:30
会場/我孫子手賀沼漁協脇の芝生広場

今年、手水研会員になってくださったWさんか
らのご依頼で、ミニ観察会を実施しました。
Wさんは”子どもの遊びが流域をつなぐ”をキャ
ッチフレーズに活動している親子外遊びの会、
「手賀沼まんだら」のメンバーで、同会は
この日、「親子で手賀沼を遊び尽くせ!
手賀沼 SUP&親子ヨガ体験」というイベント
を計画。SUPとはスタンドアップ・パドルボー
トの略で、大きくて安定感のあるサーフボード
のような乗り物です。

1人乗りから10人も乗れるものまであり、水上
に浮かべ、立ったままパドルで漕いで移動しま
す。


これがスタンドアップ・パドルボート、
通称SUP


こんなふうに立って漕ぎます。楽しそう

当日は1日に3クール、SUPタイムと生きもの
観察&生きもの話タイムが予定され、手水研
は水生生物の話をするよう依頼されました。
が、3回はむずかしいので、お昼休みにミニ
観察会を実施することにさせていただきまし
た。


会場設営もおしゃれでした

前日、会場の対岸に小型定置網を仕掛け、
当日、獲物を持ち帰って水槽展示しました。
捕れた魚についても簡単に解説しました。
また、やはり前日に桟橋に仕掛けておいた
かご網を参加者の皆さんに挙げてもらい、
中身を仕分けしてもらいました。いずれ
も熱心に見たり聞いたりしていただき、
また、手水研の船上調査などにも強い関心
を持っていただきました。

我孫子の「ノースレイク・カフェ」を会
場に、人気のサイエンス・カフェ
「自愉企画」を運営されている農学博士
の西廣美穂さんが植物のお話を担当され、
西廣さんのお話にも参加者の皆さんが興
味深く耳を傾けておられました。


対岸に仕掛けた定置網でとれた魚を水槽
展示しました

通常の私たちの観察会と違い、カラフルな
大テントに受付やカフェ、小テントに子ど
もの遊び場や赤ちゃんスペースを作り、と
てもおしゃれなイベントでした。若いおとう
さん、おかあさんが手賀沼にどんなことを
求めているか、具体的に教えていただいた
気がしました。今後もぜひ頑張っていただ
きたいと思いました。


前日に桟橋に仕掛けたモンドリを参加者の
皆さんにあけてもらいました

当日とれた魚介類はハクレンの稚魚(10セン
チサイズと3センチサイズ)、
モツゴ、タモロコ、ヌマチチブ、
タイリクバラタナゴ、ツチフキ、
スジエビ、テナガエビ、シナヌマエビでした。
ヌマチチブもツチフキもエビ類も産卵期を
迎え、巨大なお腹をしていました。定置網
にはミシシッピアカミミガメも大小10尾
以上入りました。
手賀沼におけるミシシッピアカミミガメの
急増も頭の痛い問題です。◆

文責:半沢裕子

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