カムルチー (タイワンドジョウ科)

全長30~80cm   国外移入種

大型の肉食魚で他の魚やカエルも食べます。 魚
ですがエラ呼吸のほか空気呼吸もします。 昭和
30年代には数多く生息していたようですが、
近年は減少しています。かまれた際に 「 雷に
打たれた 」 ように痛いことから 「 ライギョ 」
とも呼ばれています。

※要注意外来生物リストは平成27年3月26日をもって
発展的に解消されます。


環境省の要注意外来生物リスト解消に伴う、
カムルチーに関する記述はこちらから


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:半沢裕子氏


カムルチーの顔


カムルチーの顔


カムルチー 正面から見たところ

カムルチー稚魚

 チャネルキャットフィッシュ (アメリカナマズ科)

全長50cm~    国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

アメリカナマズとも呼ばれています。 昭和56
年、食用として霞ヶ浦に導入されたものが、網
から逃げ出し定着したといわれています。
その後利根川水域を中心に分布を拡大し、手賀
沼でも個体数が増えてきています。 食欲旺盛
で何でも食べるため、生態系への悪影響が心配
されています。


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:左村 義弘氏


写真提供:長妻 輝夫氏

特定外来生物   
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 コウライギギ (ギギ科)

全長20cm    国外移入種

国:特定外来生物

中国、韓国から食用として生きたまま輸入され
たものが、平成23年頃から 霞ヶ浦を中心に
広がったと考えられています。
平成27年に手賀沼でも初確認されました。
チャネルキャットフィッシュと同様、生態系
への影響が心配されています。
2016年10月1日、 特定外来生物に指定
されました。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:古川 政治氏


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏

カワウがコウライギギを採食(下手賀沼)

3枚とも永井真人氏撮影

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

 オオクチバス (サンフィッシュ科)

全長30~50cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種
世界の侵略的外来種100

ブラックバスとも呼ばれています。 魚類や甲殻
(こうかく ) 類を主な餌にします。
大正時代に北アメリカから持ち込まれ全国各地
に広がりましたが、 手賀沼に姿を見せ始めたの
は昭和40年代後半からです。
現在、 生息数は多くありませんが、増加しない
ように注意が必要です。


写真提供:環境省


1歳魚


孵化後1ヶ月


孵化直後の稚魚
写真提供:泉 北斗氏


オオクチバスの卵 直径1.5㎜前後


小魚をくわえたオオクチバス


稚魚の見分け方

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

オオクチバスの食レポ

肉質は良い上質な白身魚、皮の部分に独特な
匂いがあり、そのまま塩焼きとして料理した
場合は、匂いがきつく不味い。
皮を剥いでニンニクやショウガを入れた煮付
けでも、臭みは消えない。
強い香辛料や香草を使った唐揚げやフライが
良い。タルタルソースで味を濃くするのが
ベスト。
下ごしらえの段階で、牛乳に漬け込むと臭み
はだいぶ緩和される。

さて、においがきつくて調理が難しいといわれて
いるオオクチバス。
ここからはSさんのレポートです。

最近は毎週四つ池に行ってトンボ対策をしてい
ます。

釣りでバスやギルを駆除しようとしてますが、
数が多いのでどこまで行けるかです。
今日は釣れたバスを貰って帰りました。

途中で畠に寄ってアスパラの根元に大きいのを
3匹残して埋めてきました。
うまくいったら来年甘いアスパラがとれるはず
です。

そして大事に持って帰った三匹は三枚に下ろし
て煮付けてみました。
バスをさばくのはたったの二度目。と言うより
魚をさばくのは数回しか実績がないのでうまく
いかず手こずりました。

バスの鱗は固くて包丁をはじくので最後は鱗を
取ってから捌いてみました。

背びれの上と下にうまく包丁を入れることは出
来たけど腹部の骨の周りを処理するのがうまく
いかずがっかり。
それでも何とか処理してしっぽの方から皮を
むいてみました。
バスの皮はとても丈夫でうまくはがすことが出
来ました。

でき上がったのをいつもの出汁で煮付けたら
それなりの仕上がりとなりました。
明日の朝のおかずになりそうです。

個人の感想です。

 ブルーギル (サンフィッシュ科)

全長25cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

手賀沼に姿を見せ始めたのは昭和50年代後半
です。 えら蓋 ( ぶた) の後方に青い班( はん)
がありこれが名前の由来です。 甲殻類や魚類を
食べるオオクチバスと違い、 小動物のほか水生
植物も食べる雑植性に加え、 水生生物の卵を好
んで食べることから、「 エッグイーター 」 の
異名で呼ばれています。
各地で在来生物への被害が報告されています。
繁殖期は5月後半から9月までと長く、
コロ二ー ( 群れ ) を作り産卵します。

 


写真提供:亀成川を愛する会


孵化後1ヶ月の稚魚


孵化直後の稚魚

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

粘着性があるブルーギルの卵
20㎝を超える抱卵中のブルーギル♀
20㎝を超えるブルーギル♂

 スジエビ (テナガエビ科)

体長3~4cm

千:D 一般保護生物

現在手賀沼で一番多く生息しているエビの仲間
になります。 手賀沼の水質が悪化していた時期
には、少なかったようです。
見分けるポイントは、額角上縁 ( 眉間の角 )
には3~7本のとげがあり、 胸部に逆ハの字
の模様があります。


拡大図 額角上縁 ( 眉間の角 ) には5本のとげ


上から見たときの形態


5月下旬、手賀沼で浮上したばかりのスジエビ

スジエビの食レポ
素揚げ、天ぷらが美味しい。
臭みが無く、香ばしさ抜群。
小ぶりになものが多く取れたら、かき揚げも
美味しい。

左:スジエビのかき揚げ 右:ツチフキの天ぷら

個人の感想です。

 テナガエビ (テナガエビ科)

体長8~9cm

千:D 一般保護生物

梅雨の時期になると産卵のため岸辺に移動して
きますが、通常は水深の深い場所に暮らします。
スジエビとの見分けのポイントはこの長いはさ
みの他に、 体色は成体では 透明色のある暗
褐色で、 額角上縁には10~14本のとげが
あり、 胸部にm字模様があります。


手賀沼で採取した個体
写真提供:百瀬 喬氏


拡大図 額角上縁に12本のとげ
写真提供:百瀬 喬氏


手賀沼で採取した個体 とげの本数に違いがある個体
写真提供:半沢 裕子氏


拡大図 額角上縁に9本のとげ
写真提供:半沢 裕子氏

テナガエビの食レポ
素揚げ、天ぷらが美味しい。
スジエビより大型になるので、食べ応えがあ
る。

個人の感想です。

 ヌカエビ (ヌマエビ科)

体長2~3cm

千:C 要保護生物

他のエビ類に比較して体が小さく、昭和20年代
まで水草類に付着するような形でたくさん手賀
沼に生息していて、その後、水の汚れ、ガシャ
モクなどの水草の消滅などの変化と共に、ヌカ
エビは手賀沼から姿を消してしまいました。

我孫子市手賀沼課
「手賀沼に暮らす生き物」より抜粋


我孫子市手賀沼課
「手賀沼に暮らす生き物」より抜粋

 シナヌマエビ (ヌマエビ科)

体長2~3cm  国外移入種

ヌマエビ科

釣り人のエサとして手賀沼に入ってきたエビで、
平成23年頃から手賀沼周辺水路で見かけるよ
うになり、 現在水路では多く見られるように
なりました。


写真提供:萩原 富司氏


写真提供:萩原 富司氏

 アメリカザリガニ (アメリカザリガニ科)

体長8~11cm    国外移入種

国:緊急対策外来種

アメリカザリガニ科

近年、手賀沼では少ないようですが、 水田周辺
の水路や河川には数多く生息していて、 稲作や
水草への悪影響が大変心配され、水域の生息環
境破壊が指摘されています。
メスが子を守るために繁殖力が大変強く繁殖期
は通年です。水生生物ですが、 エラが濡れて
いれば、 陸上を数キロ移動できます。 オス、
メスの見分けるポイントは、 オスはメスより
ハサミが大きく、 腹部の付けに逆さ向きの突
起があります。

生態系被害防止外来種リストについて


左から ♂ ♀ 幼体


♂ ♂ 写真提供:百瀬 喬氏


仔をおなかに抱えた♀


上 ♂  下 ♀


こちらを威嚇する ♂


特大サイズのザリガニ♀
オスに比べると鋏が小さい、頭が大きい。

アメリカザリガニの食レポ
ヨーロッパでは、淡水ザリガニは、高級
食材として扱われている。
アメリカザリガニも美味。
海洋で取れるロブスターと尾の肉質は似
るので、調理法は揚げる、蒸す、焼く、
どれも可能。
1匹あたりの食べられる量は少ない。
寄生虫の心配があるので、よく火を通し
て食する方がいい。
アメリカの原産地のミシシッピ川下流域
(ルイジアナ州)では塩茹でがポピュラー
な食べ方.約15分よく茹でて食べる。

個人の感想です。

 モクズガニ (モクズガニ科)

甲幅4~5cm

千:D 一般保護生物

ハサミの毛が藻屑のように見え、モクズガニや
モクゾウガニとも呼ばれています。産卵は海に
下り行われるため、ウナギなどと同様に川 (
湖沼 ) と海との移動が難しくなると、繁殖に
悪影響を与えます。
手賀沼では昭和30年代後半までは生息数が多い
状態でしたが、現在は少なくなっています。

我孫子市手賀沼課
「手賀沼に暮らす生き物」より抜粋


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:長妻 輝夫氏

 トウキョウダルマガエル (アカガエル科)

体長3.5~7.5cm 

国:準絶滅危惧(NT)
千:B 重要保護生物

アカガエル科

分布域は、関東地方、信濃川流域、仙台平野で、
トノサマガエル ( 関西、四国、九州 ) とは、
似ていますが別種になります。 田んぼや低地に
ある流れの緩やかな河川や池沼、湿原を生活の
場としています。
水田の圃場整備による環境の変化や、 外来種
のウシガエルによる食害により生息数が減少し
ている可能性があります。


写真提供:百瀬 喬氏

 ニホンアカガエル (アカガエル科)

体長3~7.5cm  

千:A 最重要保護生物

アカガエル科

日本固有種で普段は谷津田の草むらや森林の土
の上で単独で生活します。 産卵はトウキョウ
ダルマガエルよりも早く1月から3月にかけて
行われます。
近年多くの水田が圃場整備により乾田化し、ニ
ホンアカガエルの繁殖場所である湿田が減少し
ているため、生息数も減少しています。


抱卵した♀


交尾をしてるペア 上♂ 下♀

 ウシガエル (アカガエル科)

体長10~18cm    国外移入種

国:特定外来生物   重点対策外来種
世界の侵略的外来種100

アカガエル科

鳴き声が牛に似ているのが名前の由来です 。
元々食用として大正時代にアメリカ から持ち
込まれものが 日本中に繁殖しました。
オタマジャクシは越年し、全長が10cmを超
えることもあります。
成体は大型かつ貪欲で、 環境の変化に強く、
在来種に対する食害が各地で報告されていま
す。


写真提供:百瀬 喬氏


幼体

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 クサガメ (イシガメ科)

甲長20~30cm    国外移入種

イシガメ科

くさい臭いを出すので 「くさがめ」です。 甲羅
に三本のキール ( 出っ張り ) があります。江戸
時代、 大陸から移入されたことが最近分かってき
ました。
在来種のイシガメと交雑 ( ウンキュウと呼ばれて
いる ) するので、 その危険性が指摘されていま
す。


幼体 写真提供:百瀬 喬氏


黒色化したクサガメの♂


黒色化したクサガメの♂ 横から見たところ

 ミシシッピアカミミガメ (ヌマガメ科)

甲長20~30cm   国外移入種

国: 緊急対策外来種

ヌマガメ科

幼体はきれいな緑色をしていて 「 ミドリガメ」
とも呼ばれています。 目の後ろに赤い模様があることが、
アカミミガメの名前の由来です。現在の手賀沼で確認さ
れる亀と言えば、ほとんどが本種です。

生態系被害防止外来種リストについて


写真提供:長妻 輝夫氏

 カミツキガメ (カミツキガメ科)

背甲長50cm    国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

カミツキガメ科

北米原産の最大背甲長50cm近くまで成長する大
型淡水亀です。寿命は50年程度と推測され、飼
育下では80年生きた記録もあります。1960年代
に輸入が盛んとなり、ペットとして流通しまし
た。
1978年には印旛沼水系で初めて捕獲され、その
後徐々に目撃が増加したことから、2007年より
千葉県による防除が実施されています。雑食性
です。陸に上げると他のカメより素早く、攻撃
的になるので注意が必要です。
首が長く伸びることが特徴的で背甲の半分くら
いまで噛みつけます。
これまでも手賀沼で散発的に目撃されてい
ましたが、近年子ガメの捕獲があったことから
定着が疑われています。
暖かい季節には陸上を歩いていることを目撃す
ることがあります。
その際は危険ですので、手を出さずに、警察や
市役所までご連絡ください。


資料提供 千葉県生物多様性センター

生態系被害防止外来種リストについて

 ドブガイ (イシガイ科)

長10~20cm

川や沼の底の泥中に生息します。 手賀沼では水質
が悪化した一時期は、 姿を消しましたが、北千葉
導水事業開始後の今日、再び見れます。
ただ生息数はそれほど多くはありません。殻長は
形態的変異が大きく、20cmを超えるものも手賀
沼で見ることが出来ます。幼生 ( グロキディウム
) は、ヨシノボリ等に寄生して育ちます。
コイ科のタナゴ類はこの二枚貝に産卵し繁殖する
ため、3者の関係は「環境保全のシンボル」とさ
れています。


写真提供:百瀬 喬氏


ドブガイの貝殻 蝶番の部分
写真提供:百瀬 喬氏

 イシガイ (イシガイ科)

殻長9cm

千:D 一般保護生物

湖沼および緩やかな流れのある河川の下流域や
用水路などの砂泥底に見られます。殻は細長く、
長卵形で弱い膨らみがある殻を持っていて、厚
く、色は茶褐色から黒色です。
グロキディウム幼生は、ヨシノボリ等に寄生し
ます。1繁殖期に1回産卵し、約8年
(殻長約50mm)で性成熟し、数十年生きると
言われています。

2012年、四つ池の最上流の池を池干ししたとき、生息を確認したイシガイ。