ニゴイ (コイ科)

全長50cm  

千:C 要保護生物

コイに似ているためこの名前がつきました。似
鯉( にごい )といっても、コイとは背びれの形
や顔つき、 ヒゲの本数(1対2本)が違います。
川を好むとされていますが、コイと同じく水の
汚れに強く手賀沼での確認も珍しくありませ
ん。


写真提供:左村 義弘氏


写真提供:長妻 輝夫氏


拡大図  写真提供:長妻 輝夫氏


小型定置網で取れた個体


小型定置網で取れた個体 拡大図


小型定置網で取れた個体 上から見たところ

 ワタカ (コイ科)

全長30cm   国内移入種

国:絶滅危惧IA類(CR)

日本が大陸と陸続 きだったころの生き証人とい
われています。 琵琶湖とその周辺にのみ生息し
ていましたが、アユの放流とともに東日本に広
まったと考えられます。

本來の生息地である琵琶湖では個体数が激減し
ていますが、 利根川水域では逆に増えてきて
います。


写真提供:百瀬 喬氏


拡大図 写真提供:百瀬 喬氏


拡大図  写真提供:長妻 輝夫氏

 ハクレン (コイ科)

全長50cm~  国外移入種

国:その他の総合対策外来種

コクレンと共にレンギョともよばれています。
中国原産の魚で食用として日本に移植されま
した。 水の汚れに強くアオコ ( 植物プラン
クトン )も食べると言われています。
夏( 繁殖時期 )の利根川で大きくジャンプ
する映像がメディアで 紹介されるとがあり
ますが、手賀沼でも見ることができます。

2017年11月11日 手賀沼船上調査で撮影に成功。

2018/9/28 ハクレンの幼魚を手賀沼で確認。

生態系被害防止外来種リストについて

 ハス (コイ科)

全長30㎝    国内移入種

国:絶滅危惧II類(VU)

日本国内の自然分布は、琵琶湖・淀川水系と福
井県の三方五湖に限られていましたが、アユな
どの放流に混じって各地に広がり、 関東地方に
も分布するようになったと言われています。
下顎が発達していて、 コイ科の魚では珍しく魚
食性で、アユやコイ科魚類、 ハゼ類などの小魚
を食べます。


写真提供:長妻 輝夫氏


拡大図

 オオタナゴ (コイ科)(タナゴの仲間たち)

全長10~20㎝   国外移入種

国:特定外来生物  その他の総合対策外来種

中国大陸原産です。 霞ヶ浦などで帰化定着して
いることが確認され、 最近では手賀沼でも見ら
れるようになり 問題になっています。
体形はひらべったく、 体高が高く、胸ビレ近く
に星形の模様があります。繁殖期は4~7月 。
2016年10月1日、特定外来生物に指定
されました。


拡大図

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ボラ (ボラ科)

全長20~40cm

全世界の熱帯 ・温帯の海に広く分布し、日本で
は北海道以南で広く見られます。 河口や内湾の
汽水域に多く生息します。
群れを作り遊泳力に優れ、水面上にジャンプす
る姿を手賀沼でもよく見かけます。
水質汚染に強く、 汚染された所でも生きられる
ことから、 臭くてまずいと一般的には思われて
いる魚の一つですが、 水質の良い場所で取れた
ボラは、食用として親しまれています。
卵巣で作るのが、墨の製法に似ている 「日本
三大珍味」 の一つ唐墨 ( カラスミ ) です。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏

 トウヨシノボリ (クロダハゼ) (ハゼ科)

全長7cm

クロダハゼと呼ばれるようになりました。 眼か
ら口にかけて、赤いスジ模様があります。 ヌマ
チチブとの見分けのポイントは、 ヨシノボリは
頭が小さく尖っていて8頭身あります。 繁殖期
オス同士が出会うと口を大きく開き、 威嚇し合
う姿が見れます。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏


胸鰭に二枚貝の幼生クロキデューム

 ニホンウナギ (ウナギ科)

全長80cm~   

国:絶滅危惧IB類(EN)

昭和20年代までは手賀沼に多く生息していて、
漁の重要な対象でした。 海で生まれた稚魚
(シラスウナギ )は川をのぼって淡水域で成長
し、産卵のため再び海に下ります。 川( 湖沼 )
と海を行き来するため堰 ( せき )などの構造物
が、その生息に悪影響を与えます。 生息数が
激減しているため、平成26年、国の絶滅危惧種
に指定されました。


拡大図

 タウナギ (タウナギ科)

全長20cm  国内移入種 / 国外移入種

もともとは熱帯から亜熱帯域にかけて分布する
淡水魚です。在来種は今日、沖縄に生息する個
体群のみと言われています。中国料理や韓国料
理用に生きたまま輸入されたことから、 これが
広まった原因ではないかと言われています。


写真提供:松本 勝英氏

 ミナミメダカ (メダカ科)

全長3cm前後  

国:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
千:B 重要保護生物

手賀沼の魚の中(成魚で比較)では小型の魚で
す。沼につながる小川や水田にたくさん生息して
いましたが、 水田環境の変化などのために、 昭
和20年代後半から次第に減少しています。
近年メダカは、 キタノメダカ、 ミナミメダカの
2種類に 分類され、手賀沼にいるのは、 ミナミ
メダカになります。
メダカのオスは、背ビレに切れ込みがあり、尻
ビレ が長いのが、メスとの判別ポイントになり
ます。
カダヤシの尾ビレが丸く団扇 ( うちわ ) のよう
な形に対し、メダカは尾ビレ後縁が浅く切れ込
むのが特徴です。


拡大図


左♂、右♀


抱卵している♀
写真提供:百瀬 喬氏

 カダヤシ (カダヤシ科)

全長3~5㎝    国外移入種

国:特定外来生物   重点対策外来種
世界の侵略的外来種100

蚊の幼虫であるボウフラを捕食する目的で戦前
導入され、 昭和40年代以降急速に分布を広げ
ました。 近年カダヤシに駆逐されメダカの減
少が心配されています。 メダカより水質悪化
に強く、カダヤシがメダカの稚魚を捕食するな
ど攻撃性が強いためといわれています。
繁殖形態は卵胎生で、これもメダカより水質悪
化に強い一因になります。
尾ビレの後縁が丸く尻ビレがちょこんとついて
いる印象が特徴になります。


♀   写真提供:河合 典彦氏


特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ドジョウ (ドジョウ科)

全長11~12cm

国:情報不足 (DD)

ヒゲは5対(10本)あります。 エラ呼吸だけ
でなく腸で空気呼吸もできるので、 水中の低酸
素に強い魚です。
小川や水路では今も見られますが、水田などの
浅い水域で産卵するので、干拓後、沼の中の浅
い水域が減少したこと、水田環境の変化など、
手賀沼で減少したおもな理由として考えられま
す。


拡大図


写真提供:百瀬 喬氏


拡大図

 カラドジョウ (ドジョウ科)

体長は10〜20cm   国外移入種

国:その他の総合対策外来種

日本には1960年代に導入されました。ドジョウ
と区別するのが難しいため、ドジョウの放流に
混じって各地に広がっている危険性があります。
在来種のドジョウと同所的な環境に生息し、競
争することで駆逐することが考えられています。
判別のポイントとしては、体色がドジョウでは
暗色が強いのに対して、カラドジョウでは全体
的に色調が明るいことや、カラドジョウのほう
がヒゲが長い傾向があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 カムルチー (タイワンドジョウ科)

全長30~80cm   国外移入種

国:その他の総合対策外来種

大型の肉食魚で他の魚やカエルも食べます。 魚
ですがエラ呼吸のほか空気呼吸もします。 昭和
30年代には数多く生息していたようですが、
近年は減少しています。かまれた際に 「 雷に
打たれた 」 ように痛いことから 「 ライギョ 」
とも呼ばれています。

※要注意外来生物リストは平成27年3月26日をもって
発展的に解消されます。


環境省の要注意外来生物リスト解消に伴う、
カムルチーに関する記述はこちらから


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:半沢裕子氏


カムルチーの顔


カムルチーの顔


カムルチー 正面から見たところ

 チャネルキャットフィッシュ (アメリカナマズ科)

全長50cm~    国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

アメリカナマズとも呼ばれています。 昭和56
年、食用として霞ヶ浦に導入されたものが、網
から逃げ出し定着したといわれています。
その後利根川水域を中心に分布を拡大し、手賀
沼でも個体数が増えてきています。 食欲旺盛
で何でも食べるため、生態系への悪影響が心配
されています。


写真提供:長妻 輝夫氏


写真提供:左村 義弘氏


写真提供:長妻 輝夫氏

特定外来生物   
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 コウライギギ (ギギ科)

全長20cm    国外移入種

国:特定外来生物

中国、韓国から食用として生きたまま輸入され
たものが、平成23年頃から 霞ヶ浦を中心に
広がったと考えられています。
平成27年に手賀沼でも初確認されました。
チャネルキャットフィッシュと同様、生態系
への影響が心配されています。
2016年10月1日、 特定外来生物に指定
されました。


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:古川 政治氏


写真提供:百瀬 喬氏


写真提供:百瀬 喬氏

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

 オオクチバス (サンフィッシュ科)

全長30~50cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種
世界の侵略的外来種100

ブラックバスとも呼ばれています。 魚類や甲殻
(こうかく ) 類を主な餌にします。
大正時代に北アメリカから持ち込まれ全国各地
に広がりましたが、 手賀沼に姿を見せ始めたの
は昭和40年代後半からです。
現在、 生息数は多くありませんが、増加しない
ように注意が必要です。


写真提供:環境省


1歳魚


孵化後1ヶ月


孵化直後の稚魚
写真提供:泉 北斗氏


オオクチバスの卵 直径1.5㎜前後


小魚をくわえたオオクチバス


稚魚の見分け方

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

オオクチバスの食レポ

肉質は良い上質な白身魚、皮の部分に独特な
匂いがあり、そのまま塩焼きとして料理した
場合は、匂いがきつく不味い。
皮を剥いでニンニクやショウガを入れた煮付
けでも、臭みは消えない。
強い香辛料や香草を使った唐揚げやフライが
良い。タルタルソースで味を濃くするのが
ベスト。
下ごしらえの段階で、牛乳に漬け込むと臭み
はだいぶ緩和される。

さて、においがきつくて調理が難しいといわれて
いるオオクチバス。
ここからはSさんのレポートです。

最近は毎週四つ池に行ってトンボ対策をしてい
ます。

釣りでバスやギルを駆除しようとしてますが、
数が多いのでどこまで行けるかです。
今日は釣れたバスを貰って帰りました。

途中で畠に寄ってアスパラの根元に大きいのを
3匹残して埋めてきました。
うまくいったら来年甘いアスパラがとれるはず
です。

そして大事に持って帰った三匹は三枚に下ろし
て煮付けてみました。
バスをさばくのはたったの二度目。と言うより
魚をさばくのは数回しか実績がないのでうまく
いかず手こずりました。

バスの鱗は固くて包丁をはじくので最後は鱗を
取ってから捌いてみました。

背びれの上と下にうまく包丁を入れることは出
来たけど腹部の骨の周りを処理するのがうまく
いかずがっかり。
それでも何とか処理してしっぽの方から皮を
むいてみました。
バスの皮はとても丈夫でうまくはがすことが出
来ました。

でき上がったのをいつもの出汁で煮付けたら
それなりの仕上がりとなりました。
明日の朝のおかずになりそうです。

個人の感想です。

 ブルーギル (サンフィッシュ科)

全長25cm   国外移入種

国:特定外来生物  緊急対策外来種

手賀沼に姿を見せ始めたのは昭和50年代後半
です。 えら蓋 ( ぶた) の後方に青い班( はん)
がありこれが名前の由来です。 甲殻類や魚類を
食べるオオクチバスと違い、 小動物のほか水生
植物も食べる雑植性に加え、 水生生物の卵を好
んで食べることから、「 エッグイーター 」 の
異名で呼ばれています。
各地で在来生物への被害が報告されています。
繁殖期は5月後半から9月までと長く、
コロ二ー ( 群れ ) を作り産卵します。


写真提供:亀成川を愛する会


孵化後1ヶ月の稚魚


孵化直後の稚魚

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて

 ウシガエル (アカガエル科)

体長10~18cm    国外移入種

国:特定外来生物   重点対策外来種
世界の侵略的外来種100

アカガエル科

鳴き声が牛に似ているのが名前の由来です 。
元々食用として大正時代にアメリカ から持ち
込まれものが 日本中に繁殖しました。
オタマジャクシは越年し、全長が10cmを超
えることもあります。
成体は大型かつ貪欲で、 環境の変化に強く、
在来種に対する食害が各地で報告されていま
す。


写真提供:百瀬 喬氏


幼体

特定外来生物
外来生物法により生態系、人の生命、農林水産物への被害が及ぼすものに指定された種。
指定されると飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外へ放つなどが禁止されます。
違反すると
個人の場合、
最高で3年以下の懲役、300万円以下、
法人の場合、
1億円の罰金が科せられる場合があります。

生態系被害防止外来種リストについて