日時:2018年6月24日(日) 10:00~12:00 小雨のち晴れ
場所:手賀沼 沼南側ヒドリ橋たもと
小学生以下は親子参加。参加者61名(大人28名、子ども33名)
スタッフ20名(うち2名は講師)
合計81名。
観察会に使用する右からモンドリ、タモ網、四手網
小雨が降る中、鈴木講師からの注意点の説明
モンドリを水路に仕掛ける
親子でモンドリを仕掛けたり、スタッフに手ほどきを受けて。
モンドリに魚が入るまでの間、別の場所の水路でガサガサ
昨日からの雨のため、水路は満水状態、足元が滑るので注意しながら・・
小雨もやんで、参加者やスタッフもガサガサに夢中
木村さん(我孫子市鳥の博物館友の会・会長)
から手賀沼で今の時期見れる鳥の説明。
写真は、農道のあぜ道に出てきたキジの解説。
水路で取れた生き物の解説 (鈴木講師)
アメリカザリガニの説明 (実は大変怖い生き物なのです!!)
アメリカザリガニ啓発チラシ 【PDFファイル】
ヌマチチブ稚魚
ヌマチチブ稚魚
魚類研究者の森さんから、在来のスジエビ、
外来のスジエビの説明がありました。
※外来スジエビは参考文献に伊豆沼での
研究発表あり。森さんも共同執筆者です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/izu/10/0/10_59/_pdf/-char/ja
在来種のスジエビ
スジエビの頭胸甲側面には,逆ハの
字状の縞模様があります。
今回初確認 外来のスジエビ
(和名:チュウゴクスジエビ)
(英名:Palaemonetes sinensis )
ヨコシマドンコ同様、中国から輸入された釣
り餌用のエビ類として持ち込まれ、日本に拡
散 しています。
在来スジエビとの見分け方
頭胸甲側面の3本の斜めの縞模様の違い と,
目のサイズの違いで識別します。
Palaemonetes sinensisは、後方の線の上
端は頭部側に曲がりフック状とな っていま
す。
スジエビの頭胸甲側面には,逆ハの字状の
縞模様があります。
カラドジョウ
体長は10〜20cm 国外移入種
国:その他の総合対策外来種
日本には1960年代に導入されました。ドジョウ
と区別するのが難しいため、ドジョウの放流に
混じって各地に広がっている危険性があります。
在来種のドジョウと同所的な環境に生息し、競
争することで駆逐することが考えられています。
判別のポイントとしては、体色がドジョウでは
暗色が強いのに対して、カラドジョウでは全体
的に色調が明るいことや、カラドジョウのほう
がヒゲが長い傾向があります。
カラドジョウ
亀の卵も見つかりました。
はっきりとした種名はわかりませんが、
ミシシピィアカミミガメの可能性が高いと
思います。
当日確認した生き物/全17種。
在来種
モツゴ、ギンブナ、メダカ、
ヨシノボリ(またはクロダハゼ)、ヌマチチブ、
テナガエビ、スジエビ、アマガエル
国内移入種
ツチフキ、ゲンゴロウブナ、
国外移入種
タイリクバラタナゴ、カラドジョウ、
ヨコシマドンコ、、シナヌマエビ、
スジエビに似たエビ
(Palaemonetes sinensis)、
アメリカザリガニ、ウシガエル幼生。
その他、水路脇の穴でカメ
(ミシシピィアカミミガメ?)の卵も確認しまし
た。