期間:2019 年1 月28日~2019 年2 月18 日
(9 時~17 時)
内容
C池の水は1月28日から2月18日まで
B池へ完全排水する。
D池の水を1月28日から2月18日まで
排水路に完全排水し、
C池
縦:68m 横:36m
面積:2,076㎡ 約4000㎥
D池
縦:70m 横:48m
面積:2,462㎡ 6000㎥
NEC我孫子事業場から電源の供給を受ける
三相200Vの排水汚泥ポンプ
灯油缶を使ったフロート仕様
排水汚泥ポンプのホースの設置作業
完全排水したC池
C池
2014年度からの産卵防止ネットの設置、
オオクチバス、ブルーギルの駆除が
順調に進んだことにより
2016年度
オオモノサシトンボの復活、
イトトンボ類も多数見れるまでになった。
アサザが大繁殖。
樹木の伐採も行い池周りの日当たりの改善、
マコモ帯が少し復活。
2017年
C池でアメリカザリガニが爆発。アサザなど
の水草がザリガニによって切り取られるまで
になった。
オオモノサシトンボが見られなくなった。
イトトンボも大幅に減少。
2018年 オオモノサシトンボは見れない。
イトトンボもほとんど見れない。
2018年1月から外部よりカムルチーの導入
ヒシが大増殖。
池干しで採捕した生き物の集計結果
C池 ブルーギル 池干し時の大きさ別採捕数 N=129
C池 ギンブナ 池干し時の大きさ別採捕数 N=272
C池 コイ 池干し時の大きさ別採捕数 N=7
D池
2012年の池干しでオオクチバス、ブルーギル
は完全駆除が出来たものと思う。
2013年1月~2月 B]池で採取した在来の
生き物の放流を行う。
2013年4月と10月に大雨による増水のため、
オオクチバス、ブルーギル、ギンブナ、コイ
が入り込んでしまう。
2015年
池の周りに茂った樹木の伐採を始める。
日当たりがよくなりその 翌年から
岸辺のマコモ帯が復活の兆し
2016年
マコモ帯が復活、ヒシの導入。
トンボの発生がよく見られるようになる。
2017年
コサナエもペアも確認、アオヤンマも
飛翔する姿が見れた。
イトトンボの発生状況はあまり芳しくない。
2018年 あまりトンボの姿が見られなくなる。
予想以上にヒシ、ハゴロモモ が繁茂。
オオアカウキクサが岸一面を覆うようになる
が、ヒシ、ハゴロモモは駆逐されない。
池干しで採捕した生き物の集計結果
D池 ブルーギル 池干し時の大きさ別採捕数 N=1379
D池 オオクチバス 池干し時の大きさ別採捕数 N=13
D池 ギンブナ 池干し時の大きさ別採捕数 N=816
D池 コイ 池干し時の大きさ別採捕数 N=25
途中までは保全はうまく機能していたと思う。
ただブルーギルが爆発的に増え、その他の生物
を駆逐し、予期せぬ水草の大増殖。
今回池干しのD池のザリガニ採捕数ですがこの時
期は、ザリガニは土の中にいて、なかなか捕まえ
るのが難しい。
それでも48匹という数字は少なくない。
D池のオオクチバス捕獲数は非常に少ない。
ザリガニの抑えになっていない状況だった。
ギンブナの状況も見ていくと、10㎝以下の稚魚
が見当たらない。ブルーギルは稚魚捕獲数も
ずば抜けて多くなっている。
D池はブルーギルに占領されたということも言え
る。水辺環境は2012年の池干し以降、改善し
つつあったが思ったほどトンボの発生数が確認
できなかった理由だと思われる。
流出防止ネット
巻き網による採捕作業
採捕した外来魚 ブルーギルとオオクチバス
保護したギンブナ、カムルチー
採捕した二枚貝の記録作業
二枚貝の採捕作業と取れた貝の一部
池周りの倒木の除去作業
C池 排水汚泥ポンプの回収作業
D池 排水汚泥ポンプの回収作業
池干しで使用した備品の清掃作業
池干し本部テントの撤収作業