NEC我孫子事業場の四つ池が環境省の「自然共生サイト」に認定

 

2023年10月6日、NEC我孫子事業場内にある
「四つ池」が、環境省の定める  30y30
「自然共生サイト」として正式に認定されました。

環境省 30by30 自然共生サイト
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/

認定サイト一覧
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/nintei/index.html

NECが有識者や市民団体と連携して生息環境の維持管理

NEC我孫子事業場内にある四つ池では、2009年
から今日に至るまで、有識者や地元の環境保全
団体と連携して、絶滅危惧種や貴重な動植物の
保全活動を行ってきました。

【場所・面積】
千葉県我孫子市、面積:4.343ha

【区域の目的・概要】
利根川から派生したと考えられる遊水池「通称:
四つ池」。絶滅危惧種のオオモノサシトンボの
保全とゼニタナゴの野生復帰を目指しながら、
区域の保有する生物多様性価値を損なわず、環
境学習・レクリエーションの場等としても有効
活用できるよう適切な維持管理を実施。

【生物多様性の価値の概要】
価値6:環境省レッドリスト2020において絶滅
危惧種ⅠB類(EN)に選定されているオオモノサ
シトンボの生息を確認。地域絶滅危惧種ゼニ
タナゴ(同レッドリスト絶滅危惧ⅠA類 (CR)の
野生復帰に取り組む。
価値7:オオモノサシトンボは関東平野、越後
平野、仙台湾~北上川流域の3地域に分布し、
既知生息地に対する現存生息地数は20%未満。
ゼニタナゴは日本固有種であり、関東北陸以北
の本州に自然分布し、現在ではすべての分布域
において激減し、関東地方ではほぼ野生絶滅。

【管理措置の概要】
有識者や市民団体と連携して生息環境の維持
管理を実施。年1回の協議会で、年間活動の進捗
確認・計画の策定を実施。
⓵外来種駆除活動(年間を通じて)
⓶希少種放流(10月)
⓷外部関係者との学習、ボランティアイベント(6月-7月)

・モニタリングは月次で実施。オオモノサシト
ンボの飛翔する5月-6月は週次で実施。
1月は極寒期のため活動なし。
外来種用トラップ似て捕獲された場合、ゼニタ
ナゴの個体数も記録


NEC我孫子事業場内にある「四つ池」

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